叶うこと3
お金の貯まる家

 

よい家づくりとは、生活とメンテナンスにお金がかからない家づくりだと私たちは考えます。
もし安く家を建てたとしても、修繕や光熱費になど後にお金がかかるのでは意味がありません。
お金の貯まる家とは、高気密高断熱に優れていて光熱費が安く、メンテナンスにお金がかからない家です。
無駄なお金をつかわなければ、長い目で見て経済的でお金が貯まります。
人生に一度の大きな買い物だからこそ、目の前の費用だけでなく長い人生プランとして家を建てましょう。

家のお金は建設費+メンテナンス費+生涯光熱費で考えます

住まいの費用は大きく、
①土地や建物の所得費(住宅ローン)
②メンテナンス費用
③光熱費

の3つに分けることができます。
たいていの方は①のイニシャルコストばかりに目が行きますが、長期固定金利型もあるので、実は住宅ローンは大きなリスク要因にはなりにくい費用といえます。
それより大事なのが、家を建てた後に発生する②③のランニングコストです。
金額が圧倒的に大きく、住まいの機能によって、数百万円の差がついてしまうのです。

人生で一番高い買い物は光熱費

30歳で家を建てて、85歳で亡くなると仮定し、55年間で住まいにかかるお金を試算しました。

建設費用は2358万円に対し、メンテナンス費用は1630万円、光熱費は2594万円にもなります。
人生で一番高い買い物は土地や建物と言われますが、生涯に払う光熱費の方が住宅ローンより高額になるという計算です。

また、今後50年後には電気代は2倍超になるとも言われています。
働き盛りのときは気になりませんが、リタイア後の収入が大きく下がったときに大きな負担となります。

光熱費は高断熱化で大きく下げられる

冷暖房を使わず暑さ・寒さを我慢するには現実的ではありません。
一番いい方法は、住宅の断熱性能を高め、屋根や外壁などを長持ちする材料にすることです。

高断熱の住宅は「普通の家」よりも月々の光熱費が抑えられます。
試算計算をした場合でも普通の家より「高断熱住宅」は生涯の光熱費を約450万円も節約できます。

また、屋根や外壁を長持ちする材料にすることにより、傷みにくい家となり、リフォームなどのメンテナンス費用が大幅に抑えることが可能です。

高断熱化で建設費が上がっても光熱費が下がるのでトータルでお得になる

長持ちする高断熱住宅と「普通の家」を比較すると、当然高断熱住宅の方が建設費用は高くなります。
ただし、ランニングコストの削減分が上回るため、結果的には高断熱住宅がお得です。
平均的に築20年後で「普通の家」を逆転し、以後どんどん差が開けていきます。

住まいを手に入れることが、人生のゴールではありません。
生涯そこに住むのですから、老後の光熱費を負担に感じるようではいけません。
暑さや寒さ、結露に悩ませるのも論外です。
長期のライフプランを計画することで、よりよい暮らし、よりよい住宅を得るための道筋が見えてくると私たちは考えます。

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