耐震等級

耐震等級

たいしんとうきゅう

 

地震に対する建物の強さを表す等級のことを耐震等級という。1〜3の3段階でランク分けされている。平成12年に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で登場した、施主にとってわかりやすい耐震性能の判断基準として、三段階で分けられるようになった。

耐震等級1は、建築基準法で定められた最低レベルの耐震性能である。耐震等級1の住宅は、震度6強〜7の地震がきたら、すぐに倒壊することはなく人命は守られるかもしれないが、その住宅に済み続けることは難しい。耐震等級3は耐震等級1の1.5倍の耐震性能をもつレベルである。警察署や消防署などの防災拠点では耐震等級3である場所が多い。

熊本地震で大きな被害を受けた益城町では、耐震等級3の住宅の被害がまったくなかったか、軽い被害程度で済んだことが報告されている。熊本地震での実績から、耐震等級3の住宅への関心が集まるようになった。

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