健康と断熱の関係とは?(2)

家の断熱性の違いでトイレが
4℃も暖かくなるって、ご存知ですか?

家の中で最も寒い場所といえば、トイレではないでしょうか。そんなトイレの室温を暖房も使わずに、断熱性を高めるだけで4℃も暖かくできると聞けば、ビックリしませんか?これは、断熱グレードを3から5に高めた場合の試算ですが、8℃から12℃まで室温が上がると肌で感じる寒さもやわらいで、健康リスクの高いヒートショックの解消にも貢献できます。

断熱性にすぐれた家は
体感温度もアップするのです。

 

2つの部屋が同じ室温であっても「体感温度」に差が出ることをご存じでしょうか?それは、人間の体が空気温度だけでなく、床・壁・天井面からの輻射熱も感じとるためです。たとえば温度計が20℃を示していても、断熱性の高い家は体感温度が19℃、断熱性が低い家は体感温度が15.4℃という違いが起こります。
4℃近くも差が出るとは驚きではありませんか?

家全体が暖かくなるので
温度差も少なくなります。

家の断熱性を高めることは、各部屋を暖房で暖めるのと違い、家全体が暖かくなって部屋間の温度差も少なくなります。つまり、ヒートショックも緩和されます。また、冬は暖房しない状態における室温も下がりにくいため、冷え込んだ朝起きた時や外出して家に帰ってきた瞬間、その暖かさの違いが感じられます。
ヒートショックの心配も少なくなって安心です。