板目

板目
いため


引用:Re:CENO

板目(いため)とはなにか?

木目とは、丸太を切断したときに現れる切断面の模様になります。

丸太をどこで切断するかによって、模様が2つに分かれます。

板目とは、丸太の中心からずれて挽くと、年輪が平行ではなく山形や筍形の木目が現れます。
これを板目といいます。

丸太の中心に向かって挽いたときに現れる年輪が平行な木目を柾目といいます。

板目と柾目の違いはなにか?

板目と柾目の違い①:模様が違う
板目と柾目では、模様が異なります。
板目は、山形や波・渦巻き模様など様々なのに対し、柾目は真っ直ぐ平行です。

板目と柾目の違い②:板目の方が値段が安い
柾目は高樹齢の大径木からしか取ることができず、稀少性が高いのでそのぶん値段も高くなります。
逆に板目の板材は若い木からも取ることができるので、柾目よりリーズナブルです。

板目と柾目の違い②:板目の方が水はけがよい
板目は水・気体や液体を通さない性質があり、酒樽・醤油樽・漬物樽・水桶といった長期保存型の容器として一般的に使用されています。
いっぽう、柾目は板目と違って調湿性能があるので、書類や食品の保存箱に使用されています。
個性のあるランダムな木目のデザイン性は高く、フローリングや壁材など、部屋のデコレーション、家具として使われることが多いです。

板目のメリット

板目のメリット①:強度がある
板目材に使われる木には、秋から冬にかけて成長する冬日といわれる部分があります。
冬日部分には強度がるため、板目材は、縦からだけではなく、横からの曲げる力にも耐えることができます。

板目のメリット②:水を通さない
先ほども申し上げましたように、板目は柾目と違って水はけがよいので、建材としては、外壁材・外壁材・門扉材・デッキなど、雨に濡れても大丈夫なように屋外での使用にも向いています。

板目のメリット③:デザイン性が高い
一枚一枚個性のあるランダムな木目が、板目の特徴の一つです。
デザイン性が高く、フローリングや壁材など、部屋のデコレーション、家具として使われることが多いです。

板目のデメリット

板目のデメリット①:収縮や反りがでてしまう
板目には収縮や反りがでてしまいます。
木材を乾燥させ、反りなどの変形が出た後に板材として切り出せば、のちのち大幅に変形することはありません。

板目のデメリット②:木目がランダムなので同じ柄で揃えられない
板目の木目の柄は一枚づつ違い、同じ柄の板材で揃えることができません。
これは板目の特徴でもあるのですが、場合によってはデメリットになりうることもあります。

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